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2016.10.08

秋の肌トラブルに気を付けよう

朝晩の冷え込みさえ注意すれば、秋はとても過ごしやすい季節です。 
ただ、暑い夏から寒い冬へと向かう季節の変わり目である秋は、肌にとっては要注意の時季でもあります。 
秋の肌は抵抗力が落ちていて、不安定でデリケートな状態となっています。 
生活環境の変化も重なり、秋に肌トラブルで悩まされる人は増えています。

また、肌の変調などを自覚されなくても、そのままの状態でさらに過酷な肌環境が待っている冬に突入してしまうと、そこで一挙に肌のトラブルや老化現象が表れるということも多々あります。

 

まず、秋の肌状態は・・・ 

 

『夏の紫外線による肌ダメージを受けた状態であるということ』 
『季節の変わり目で肌が敏感でデリケートな状態にあるということ』 
『皮脂などの分泌機能の低下、そして空気が乾燥してくること』

 

といった点に注意しないといけません。

肌をとりまく環境で言えば、冬が最も過酷なように思われますが、 
秋も肌にとっては要注意な季節なのです。

 

夏の紫外線による肌ダメージが残った秋の肌

夏の紫外線の後遺症 ~ 色素沈着

ダメージのひとつは、夏の紫外線の影響によるメラニン生成の活発化、そしてそれに伴うシミ・ソバカスなどの色素沈着です。 
肌が健康的な状態であれば、紫外線が少なくなるにつれ、メラニン生成量は元の状態に戻っていきますし、生成されたメラニンも新陳代謝とともに排出されていきます。 
ただし、肌の状態が適正でないと、生成されたメラニンがそのまま肌内部に残存し、シミ・ソバカスなどの色素沈着となってしまいます。

夏の紫外線の後遺症 ~ 肌乾燥

ダメージのもうひとつは、夏の紫外線の影響による肌乾燥です。 
夏が終わり、9月10月になってくると、肌からツヤや滑らかさが失われたようなカサカサ感や、肌が厚く硬くなったようなゴワゴワ感を感じることがあります。 
これは、紫外線が表皮細胞(角化細胞)に悪影響を与えた結果、角質層に機能不全の細胞が多くなり、そのため角質層における保湿機能やバリア機能が低下している状態です。 
また、肌のカサカサ感ヤゴワゴワ感を自覚しなくても、夏の紫外線の悪影響は、角質層の保湿機能やバリア機能を確実に低下させていますので、肌トラブルや肌老化現象の発生の可能性がひそんでいるということになります。

 

季節の変わり目で敏感・デリケートな秋の肌

秋は、暑い夏から寒い冬へと季節が変わっていく中、体そのものが外部環境の変化に対応しようとします。 
これは、体調が一種の緊張状態となっていて、外界の刺激に対して反応しやすくなっている状態です。

また、化学物質の多い現代の生活環境がこういった現象に少なからず影響を与えており、秋も春と同様に、アレルギーに悩まされる人が増えています。 
肌も、秋になるとカユミやカブレなどのトラブルが発生しやすくなります。 
化粧品を変えたわけでもないのに、何故か肌の調子が悪くなることも多々あります。 
これは、体調の変化に伴い、肌が外界からの刺激に対して敏感な状態になっているためです。

 

 

皮脂は減少傾向そして空気は乾燥傾向

さらに、秋になると、皮脂の量が減少し、外界からの刺激に対する防御力が弱まり、肌は乾燥しやすい状態となります。 
また、発汗量も減少しますし、空気は冬に向けてどんどん乾燥していきますから、肌は慢性的に乾燥状態となり、外的な刺激に対してさらに敏感な状態となってしまいます。

秋になるとカブレや吹き出物などの皮膚トラブルが発生しやすいというのは、こういった体調変化と肌乾燥に関係しており、皮膚が外界からの異物に反応しやすくなっているためです。 
また、先に述べたように、夏の紫外線でダメージを受けた肌状態であれば、さらにこういった肌の変調やトラブルが起こりやすくなってしまいます。 
秋が過ぎると、今度はさらに過酷な肌環境といえる冬が待っています。 
秋のうちに、夏の肌ダメージをきちんとケアし、肌を健全な状態に戻しておかないと、肌の老化やトラブルは加速度的に進行していきます。 
こうやって考えると、秋のスキンケアというのはたいへん重要だということが分かります。

 

ポイントは肌の保湿機能・バリア機能を健全に保つこと

それでは、秋の肌を健全な状態に保つためには、どのような点に注意してお手入れをすればよいのでしょうか。 
一番のポイントは、肌の保湿機能やバリア機能を正常な状態に戻す、あるいは保つということになります。 
特に、重要なのは皮膚最上層の角質層の状態です。 
本来、皮膚には外的刺激から肌を守るバリア機能や肌の水分が失われないようにする保水機能があります。 
特に皮膚の一番外側にあるわずか0.02ミリほどの厚さの角質層が皮膚のバリア機能や保水機能を支えています。 
この角質層が何らかの原因により損傷を受けたり機能が低下したりすると、皮膚トラブルや肌乾燥が発生しやすい状態となってしまいます。 
そして、秋の肌の状態は、夏の紫外線の影響により、この角質層の機能が低下している可能性が高いうえに、季節の変わり目で外からの刺激に特に敏感になっているということです。 
この角質層の機能が正常な状態というのは、新陳代謝も適正な状態にあるということにつながりますから、夏の間に大量生産されたメラニンの排出にも良い影響を与えます。 
結果的に、シミ・ソバカスの防止策にもつながるわけです。 
ですから、日々のスキンケアもこの「角質層を健全に保つ」 ということに注意する必要があります。 
そのためには、「肌に対する刺激を極力少なくすること」と「角質層の水分を十分に保ちバリア機能を正常に保つスキンケア」を心がけないといけません。

 

まずは肌表面の付着物をきちんとなおかつ優しく取り除くこと

まず重要なのは、日々のクレンジングや洗顔です。 
クレンジングや洗顔によって、皮膚表面に付着した様々刺激物をきれいに取り除くことが必要です。 
刺激物というのは、古い皮脂や汗、空気中のチリ・ホコリ、雑菌、ある種のアレルギーを発生させる物質、排気ガス、メイクアップ料など、実に様々です。 
こういった皮膚に付着する物質・成分を取り除き、皮膚に与える刺激を極力少なくすることが大切です。 
また、本来であれば剥がれ落ちるべき古い角質が、残存していることがあります。 
古い角質が残存していると、肌の保湿機能やバリア機能、さらには新陳代謝に悪影響を与え、肌は厚く硬くくすんだ状態となってしまいます。 
この場合、こういった残存している古い角質は、適度に除去してあげないといけません。 
ただし、洗顔によって皮膚に付着した汚れや刺激物、古い角質を取り除くことは必要ですが、このときに、洗浄力が強すぎるクレンジング剤や洗顔料を使用したり、肌を強く擦ったりすると角質層を傷つけてしまい逆にマイナス効果となってしまいます。 
角質層が傷つくと、角質層の保湿構造やバリア機能が損傷を受けますので、刺激物や異物が侵入しやすくなります。 
その結果、カブレなど肌トラブルが発生しやすくなってしまいますので注意が必要です。 
保湿対策というと、化粧水・美容液・乳液・クリームなど、いわゆる与えるスキンケアについては誰もが高い関心を持っていますが、保湿対策の前提となるのは肌本来の保湿機能を守ることです。 

そのためには、日々の正しいクレンジングや洗顔こそが肌を健やかに保つための基本条件ということになります。 
肌の不要な付着物はきれいに取り除かないといけない、ただし、その際に肌機能(特に角質層の機能)を傷付けてはいけない、この相反するようなふたつの事柄を可能とするクレンジングや洗顔が必要となってきます。

 

肌を乾燥から守るために十分な保湿対策が必要

正しいクレンジングや洗顔の後は、今度は与えるスキンケア、つまり化粧水・乳液・クリーム・美容液などにより肌にたっぷりと水分を与えるとともに、肌の水分が十分に保持されるよう保湿対策が必要となってきます。 
洗顔後の肌は、皮脂が除去され、細胞間脂質やNMF成分などの保湿成分も一部流出していますので、健康的な肌であってもその保湿機能は一時的に低下しています。 
また外界の刺激に対しても無防備な状態になっています。 
そこで、必要となってくるのが肌乾燥を守るために、保湿機能の補強というスキンケアです。 
保湿対策は、「水分補給」「油分塗布」「水分保持」の3ステップで保湿対策を心がけましょう。

 

水分補給~潤いを与える

洗顔後は皮脂や肌の潤い成分が不足しています。 
化粧水などでたっぷりと水分や保湿成分を補給しましょう。 
乾燥気味の肌は角質層の水分が不足し柔軟性が無い状態です。 
特に秋の肌は、夏の紫外線の影響により、角質層は保湿機能が低下し、硬くゴワゴワした状態になりがちです。 
化粧水は水分や保湿成分を補給するとともに、皮膚を柔らかくして乳液やクリームなどとなじみやすくしてくれます。 
また、洗顔の際にアルカリ性に傾いた肌を弱酸性に戻し、細菌に対して抵抗力のある正常な肌状態にしてくれます。

 

油分塗布~潤いのベール

次にクリームなどにより潤いのベールを作り、水分の蒸散を防ぎましょう。 
クリームは保湿成分・水分を含み、皮脂膜と同様に肌を守ってくれます。 
皮膚は皮脂や汗からつくられた皮脂膜によって、肌の潤いを保つとともに、外界の様々な刺激から守られています。 
秋になると皮脂の分泌量は落ちていきますし、洗顔後はこの皮脂膜が取り除かれた状態となっています。 
また、加齢とともにこの皮脂膜の量は少なくなってきます。 
クリームはこの天然の皮脂膜に変わり代わり、人工の皮脂膜として肌を保護すると同時に、柔軟効果を与えてくれます。

 

水分保持~潤いをしっかり保つ

さらに、美容液などを利用し、肌の水分を保持し、乾燥から肌を守ることも大切です。 
通常、美容液は化粧水よりも高保湿成分が配合され、また、クリームと同等あるいはそれ以上のエモリエント効果があります。 
美容液の使用によって、角質層の保水効果を高め、空気が乾燥しても角質層から水分を逃がしにくくしてくれます。 
化粧水のみ使用した場合と比較すると、保湿機能のある美容液を併用した場合は、肌の水分量維持率は大きく高まります。 
また、美容液は、肌に柔軟性を与えるともに滑らかにしてくれますので、化粧ののりも良くなります。 
通常美容液を使用されてない方も、秋から冬の肌に対しては、化粧水とあわせて美容液も使用されますようおすすめします。

 

その他秋の肌に必要なスキンケア

肌乾燥を防ぐためには肌細胞の再生を促進することも重要です。 
新陳代謝(ターンオーバー)がスムーズに行われることによって、肌表面では細胞間脂質やNMF成分が十分に存在する角質層が構成されます。 
適度なマッサージは、肌の新陳代謝をサポートし、肌保湿にもプラスの影響を与えます。 
その他、スキンケア化粧品には、高い保湿機能やエモリエント機能以外にも、様々な美容効果を兼ね備えたものがあります。 
例えば、肌細胞の機能を活性化してくれる成分が配合された化粧品は、新陳代謝をサポートする効果が期待されます。 
角質剥離作用のある化粧品は、不要となった古い角質をスムーズに除去し、肌のくすみやザラツキの解消に役立ち、新陳代謝にも好影響を与えます。 
また、いわゆる美白化粧品と言われるものは、夏の紫外線の影響で活性化されたメラニン生成を抑えたり、生成されてしまったメラニンを還元作用により薄くしたりして、シミ・ソバカスなど色素沈着を防ぐことが期待されます。 
このように、目的に応じて様々なスキンケア化粧品があり、肌の状態に応じて日々のスキンケアに導入していくことは必要かと思いますが、こういった化粧品の効果を肌において引き出すためには、まずは、肌(特に角質層)の保湿機能・バリア機能が健全な状態であるということが重要です。

 

最後に・・・秋も紫外線対策は忘れずに

秋になると確かに紫外線の量は減少してくるのですが、それでもある程度の量の紫外線は降り注いでいます。 
日差しが弱くなったり、気温が低くなったりすると、紫外線がかなり減ってきているような印象を与えますが、紫外線は可視光線ではありませんし(目に見えません)、また、熱を感じさせるのは紫外線ではなく赤外線の効果です。 
つまり、秋になっても、私たちが感じるほどは紫外線の量は減っていないということです。 
特に、紫外線でもUVAは1年間通じて、かなりの量が降り注いでいます。 
UVAはUVBのように、肌に赤い炎症を起こすようなことはありませんが、それでも肌細胞には様々な悪影響を与えます。 
秋になっても、紫外線対策は引き続き継続されますようおすすめします!

 


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